アメリカでの車の購入は日本と違う部分が多く、初めての購入は不安が大きいですよね。
私たち家族は、夫の通勤用、私の活動・子供の送迎用に2台の車を購入しました。
今回は、私たちの車購入方法と、その際に気を付けたポイントをご紹介します。
1台目: Facebook日本人コミュニティでの個人売買
まず、私たちはFacebookの日本人コミュニティを利用して、帰国予定の方から個人売買で1台目の車を購入しました。
この方法は英語でのやり取りが不要であるため安心感がありましたが、相手がどんな人か分からない不安もありました。
しかし、相手の方が丁寧にメンテナンス状況や車の詳細を共有してくださり、安心して購入できました。また渡米直後から車を使用できました!
個人売買のメリット:
- 費用が抑えられる: ディーラーよりも安く購入できるため、コストを抑えたい方には魅力的な選択肢。
- 日本語でのやり取りが可能: 英語に自信がない方でも、安心してコミュニケーションができた。
- 譲渡日を調整しやすい
個人売買のデメリット:
- 相手の信用性: 取引相手が信頼できるかどうかが不明なため、不安が残る。
- 保証がない:トラブルがあっても自己責任となるため、車の状態をしっかり確認する必要がある。
2台目: 中古車ディーラーでの購入
2台目は中古車ディーラーで購入しました。
こちらは夫が先にアメリカに渡米し、手続きや車購入時の注意点などに慣れていたこともありスムーズに進められました。
中古車ディーラーでは、車の状態やサービスが比較的安定しており、個人売買よりも安心感がありました。
中古車ディーラーを利用する際の重要なポイント:
- 運転免許が必要: ディーラーによってはアメリカの運転免許がなければ車を購入できないので、渡米前に準備が必要。
- 走行距離重視: アメリカでは、売却時に年式ではなく走行距離が重視されますので、状態の良い中古車を選ぶことが重要。
ルカクタス費用をかなり抑えた知人では何度も修理したり、最終的に廃車になる方もいました
ディーラーでのメリット:
- 信頼性が高い: 車の状態が安定しており、購入後のサポートも受けやすい
- 購入手続きが簡単: プロによるサポートがあり、手続きがスムーズに進む
ディーラーでのデメリット:
- 費用が高め: 個人売買に比べて高価なため、予算に注意が必要。
- 運転免許が必要: 国際免許ではなく、現地の運転免許証が求められることが多い。
車購入時の注意点
1. クレジットヒストリーの有無
アメリカでは、ローンやクレジットカードの支払い履歴を元にした「クレジットヒストリー」が重要です。
このヒストリーがなければ、ローンを組むことが非常に難しいです。
多くの留学生や研究者は渡米直後にヒストリーがないため、一括購入を検討することが一般的です。
2. 車の登録と自動車保険の義務
車を購入した後に州政府に車両登録をし、タイトルを取得しなければなりません。
多くの州で自動車保険の加入が法律で義務付けられています。
3. 州ごとの違い
アメリカの車に関する法律や規制は州ごとに異なります。
税金や車両登録にかかる費用、必要な書類、そして「Lemon Law」(欠陥車法)の適用範囲などが州ごとに変わるので、住む予定の州の法律を事前に調べることが重要です。
新車 vs. 中古車
- 新車購入のメリット: 保証がついており、故障のリスクが少ない。
- 中古車購入のメリット: 購入価格が新車より安く、リセールバリューが比較的安定。
- ルカクタス注意点: 中古車を購入する場合、必ず「Carfax」や「AutoCheck」などの車両履歴レポートを確認し、過去の事故や修理履歴をチェックしましょう。
国際免許 vs. アメリカの運転免許
アメリカでは、国際免許証で一時的に運転することは可能ですが、車の購入や保険の加入には現地の運転免許証が必要になることがあります。
購入前のインスペクション(点検)
特に中古車を購入する際、信頼できる整備士に依頼して、以下の項目を重点的にチェックしてもらいましょう。
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- エンジンの異常音やオイル漏れ
- ブレーキの効き具合
- タイヤの摩耗状態
- トランスミッションのスムーズさ
- サスペンションの異常
- 錆や外観のダメージ
Lemon Law(欠陥車法)
一部の州では「Lemon Law」があり、購入した車に重大な欠陥があった場合、返金や交換を要求できます。
これは新車に適用されることが多いですが、中古車には適用されない州もあるため、事前に確認が必要です。
タイトルの問題
アメリカでは、車を購入すると「タイトル」と呼ばれる所有権証明書が発行されます。
購入前に、タイトルがクリアであることを確認することが重要です。
車の税金と維持費
車を購入する際には、州ごとの税金や登録費用が発生します。
これらの費用を事前に把握し、燃費や保険料、修理費などのランニングコストも確認しておくことが大切です。
アメリカの走行距離に関する一般的な考え方
年間走行距離
アメリカでは平均的な年間走行距離は約12,000〜15,000マイル(約19,000〜24,000キロ)です。
このため5年間で60,000〜75,000マイル(約96,000〜120,000キロ)程度が一般的とされています。
10万キロ以上の車
日本では10万キロを超えると交換時期と考えられることが多いですが、アメリカではそれを超えた車でも十分に使用可能です。
しっかりとメンテナンスを行っているかどうかが鍵です。